那須川“虎”になった 必殺・胴回し回転蹴りさく裂!KOで決勝進出
「RISE WORLD SERIES 2019」(21日、エディオンアリーナ大阪)
-58キロ級と-61キロ級の世界トーナメント準決勝4試合が行われ、-58キロ級では“キックボクシング界の神童”那須川天心(20)がムエタイの元ルンピニースタジアム認定スーパーフェザー級王者スアキム・PKセンチャイムエタイジムに3回TKO勝ち。9月16日の決勝戦でISKAムエタイ世界バンタム級王者の志朗(26)と対戦することになった。
昨年2月の対戦では小差判定勝ちと苦しんだ那須川。この日は初回、2回は攻めあぐんだが、3回、前に出てきたスアキムに必殺の胴回し回転蹴りがさく裂。左かかとで額を骨が見えるほど切り裂き、ストップを呼んだ。
快勝にも「倒そうと思いすぎた」と、被弾したことを反省したが、必殺の決め技には「会心の一撃」と満足顔。9月の決戦へ「(志郎は)一発一発が的確。厳しい戦いになる」と気持ちを引き締めた。
格闘技界を代表する存在となった男は、初進出の大阪でRISE史上最多5850人を動員し、「大阪ドーム、行きましょう」とぶち上げ。また、この日は「大阪のイメージ」という虎柄のコスチュームで入場しただけでなく、「がんばれ、タイガース!」と阪神にエールを送った。