“過激な仕掛け人”新間寿氏「猪木-小林戦が最高の名勝負」WWE殿堂入りを祝う会

 “過激な仕掛け人”と呼ばれた元新日本プロレス専務取締役兼営業本部長で、4月に日本人5人目となる世界最大手プロレス団体WWEの殿堂入りを果たした新間寿リアルジャパンプロレス会長(84)を祝う会が6日、都内の帝国ホテルで盛大に行われた。

 ボクシング元世界ヘビー級王者モハメド・アリとアントニオ猪木の異種格闘技戦を実現、驚異的な空中殺法で一世を風靡した初代タイガーマスクをプロデュース、WWEの前身WWFの会長も務めるなどの功績が評価された新間氏。その殿堂入りを祝うため、初代タイガーマスクこと佐山聡、新日本プロレスの坂口征二相談役、プロレス団体ドラディションを率いる藤波辰爾ら約300人が出席した。

 「努力したものは必ず報われるんだなと。人生の終焉を迎えるかというときに、自分はまた生き返りました。いろんな人に夢を与えたんだなと」と喜びを語った新間氏。過去の記憶を振り返り、74年3月のアントニオ猪木と国際プロレスのエースだったストロング小林との一戦を「私が手がけた試合の中で最高の名勝負」と感慨深げに話し、「プロレス、格闘技こそ私の人生である。みなさま、本当にありがとうございました」と感謝した。

 また、リアルジャパンプロレスの次回大会(9月19日、後楽園ホール)の対戦カードも発表され、レジェンド王者スーパー・タイガーに藤田和之が挑戦することが決まった。

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