前回王者・棚橋 11年ぶりG1負け越し…「引導もらいすぎてる」

 ウィル・オスプレイ(左)と健闘を称え合う棚橋弘至=日本武道館
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 「プロレス・新日本」(10日、日本武道館)

 真夏の祭典「G1クライマックス」Aブロック最後の公式戦が行われ、前回優勝の棚橋弘至はウィル・オスプレイに敗れて4勝5敗となり、08年以来11年ぶりとなる負け越しで終えた。

 棚橋はオスプレイの驚異的な空中殺法を封じようと、左ヒザを徹底攻撃して優位に試合を展開。痛みをこらえて攻め込むオスプレイの反撃に遭うが、終盤にはオスプレイのフィニッシュ技オスカッターをカウント2で返す粘りを見せる。だが、最後はオスプレイを強烈な張り手でダウンさせたものの、ポーズを決めたスキに顔面を蹴られ、ヒドゥンブレイド、ストームブレイカーをたたみ掛けられて力尽きた。

 試合後の棚橋は「ダメだ。負けた。G1負け越し、いつ以来だろう」と悔しさいっぱい。それでも、「みんながオレに引導を渡しに来る。棚橋、もういいよって。オカダ、内藤、オスプレイ。もう引導はもらいすぎてるから、必ず復調して、棚橋は戻ってくるから」と前を向いた。

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