「プロレス・ノア」（２９日、後楽園ホール）

　「グローバル・リーグ戦」から改称された１０人がＡ、Ｂ２ブロックに分かれて争うリーグ戦「Ｎ－１ビクトリー」の公式戦が行われ、Ａブロックの潮崎豪がマサ北宮を破り２勝１敗とした。

　マットをはがした床にたたきつけるなど、北宮の厳しい両ヒザ攻撃に何度ももん絶させられた潮崎。終盤もサイトースープレックス、脳天くい打ち、ラリアットなどをたたみ掛けられて大ピンチに陥ったが、最後はカウンターの豪腕ラリアットで形勢逆転し、再度の豪腕ラリアットでトドメを刺した。試合後はリング上で「これがプロレスリング・ノアです。そして、このプロレスリング・ノアの中心にいるのが、このオレ、潮崎だ」とアピールした。

　インタビューでは「マサ北宮、強えな。最高に強えよ。だけど、このＮ－１ビクトリー、ノアの中心はこのオレだ」と北宮をたたえつつ、優勝を宣言。この日は８３５人とややさみしい集客だったが、「今日の後楽園、確かに満足できるほどの入りじゃなかったかも知れない。でも、それ以上のお客さんの声があったからこそ、マサ北宮に勝つことができた。本当にありがとう」と、声援を送ったファンに感謝した。