元プロレスラーで前参院議員のアントニオ猪木氏（７６）が２日、都内で開かれた株式会社モンテローザのキャンペーン発表会に出席した。妻の田鶴子さんが８月２７日に死去してから初の公の場で、いつものように「元気ですかー！」と叫んだが、ややさみしげに「ちょっと元気がない」と付け加えた。

　猪木氏のマネジメント会社の副社長だった田鶴子さんは生前、猪木氏の予定を変更しないことを希望しており、「自分がやった仕事を見届けるまでは、と最後まで頑張ったんですけどね」と死去直前の様子を振り返った。

　また、８月２８日にはフジ系のトーク番組「さんまのまんま」の収録を済ませた。「翌日にお笑い番組はキツイなと思ったんですけど、ちゃんと仕事はこなしたいなと。オレはこういう性格なんで、何聞かれてもいいよと。この通り、あけっぴろげですから大丈夫です」と気丈に話した。