元3階級王者リナレス パンチ打ち分け再起戦で勝利!世界返り咲きへ手応え
「ボクシング・10回戦」(7日、後楽園ホール)
元世界3階級制覇王者リナレス(34)=帝拳、ベネズエラ=が、1月のWBC世界スーパーライト級挑戦者決定戦で敗れてからの再起戦に臨み、フィリピン・スーパーフェザー級5位アル・トヨゴン(21)=フィリピン=に3-0の判定勝ちした。
日本では4年9カ月、後楽園では12年9カ月ぶりの試合は、バッティングで両目付近から出血するなど相手のラフな攻めに悩まされたが、鋭いパンチを上下に打ち分けて圧倒した。試合後は「相手は頭が危ない。いい試合じゃなかった」と渋い表情。それでも「10ラウンドで全部スタミナが出たのはよかった。まだ世界は獲れる。(次戦は)年末にチャンスあればやりたいね」と手応えを感じていた。