京太郎1年1カ月ぶり復帰星「もう少し夢を見たい」格闘技との“二刀流”にも興味
「ボクシング・8回戦」(21日、後楽園ホール)
WBOアジアパシフィック・ヘビー級王者の藤本京太郎(33)が1年1カ月ぶりの試合となるノンタイトル戦をTKOで飾った。相手を手数で上回り、6回開始時には自らダウンした後に猛突進するなど相手の理解不能の行動に悩まされたが、その後に2度のダウンを奪って仕留めた。
マッチメークの難しい階級でチャンスが訪れず、「クソ底辺」と言うモチベーション低下に陥った。だが、キックボクシング出身の藤本は、ボクシングと格闘技の交流緩和の動きもあり、“二刀流”への興味も示しつつ「もう少し夢を見たい」と、日本ボクシング界の悲願でもあるヘビー級世界王者への意欲を示した。