井上拓真 統一戦に勝てば“問題児”ネリ戦が浮上 WBC総会でランキング会議
WBC(世界ボクシング評議会、本部=メキシコ市)が23日(日本時間24日)、メキシコ・カンクンのグランド・オアシス・カンクンで開催中の第57回年次総会でランキング会議を開いた。各階級の王者の試合予定などを確認した。
日本選手関係ではバンタム級で動きがあった。同級では11月7日にさいたまスーパーアリーナで正規王者のノルディーヌ・ウバーリ(フランス)と暫定王者の井上拓真(大橋)が統一戦を行う。
今回のランキング会議では、11月23日に米国ラスベガスで対戦するルイス・ネリ(メキシコ)とエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)の勝者がランキング1位の指名挑戦者となり、ウバーリ-井上の勝者に挑むことが確認された。
山中慎介との2試合におけるドーピング騒動や体重超過などトラブルメーカーとして知られるネリと、前戦のWBSS準決勝で井上尚弥(大橋)に2回KO負けしたロドリゲス。日本でもおなじみの元王者2人のどちらかが井上拓真と対戦する可能性が浮上した。
他の階級では空位のフライ級で王座決定戦が行われ、その勝者に挑む挑戦者決定戦を3位の中谷潤人(M.T)と4位のマクウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)で行うことを確認した。
また、ライトフライ級王者の拳四朗(BMB)は発表された通り12月23日に横浜アリーナでIBF世界同級王者のフェリックス・アルバラード(ニカラグア)との2団体統一戦に向かう。