ストロング小林、12月22日に初防衛戦「愚直に前に出る」韓国のコ・キチャンと
ボクシングのWBOアジア・パシフィック・バンタム級王者、ストロング小林佑樹(28)=六島=の初防衛戦が28日、所属ジムから発表された。同級15位のコ・キチャン(28)=韓国=と12月22日に大阪・住吉区センターで対戦する。同興行では大学アマボクシング出身のデカナルド闘凜生(23)、峯佑輔(23)、西田凌佑(23)の3選手もアンダーカードで出場する。
この日、大阪市内の同ジムで会見した小林は「チャレンジャーの気持ちで、初防衛戦に勝てるように頑張る」と抱負を語った。過去に東洋太平洋など3度の王座戦で敗れ、今年5月に“4度目の正直”で新王者となった不屈の男。壮絶な打ち合いの中で相手をグロッギーに追い込み、王座を奪った無尽蔵のスタミナは、次戦に向けても培われている。
10月初旬に淡路島で走り込み合宿を行い、その後も一日3部練習で朝は長距離、昼は坂道ダッシュ系、夜はジムワークとハードな毎日をこなしている。王者になってからも「変わらないからいい」と枝川孝会長も太鼓判を押す。
防衛を重ねて世界ランクを上げれば、世界挑戦も見えてくる。「まずは初防衛を目指す」という王者は、「愚直に前に出て相手のメンタルを削って勝利するのが理想」と消耗戦覚悟で臨む。