大仁田厚の相棒・保坂秀樹がステージ4大腸がん…12・27応援興行開催

 フリーのプロレスラーで、長年“邪道”大仁田厚のパートナーを務めてきた保坂秀樹(48)が強大な敵と闘っている。保坂は8月18日(大日本プロレス・大阪すみのえ舞昆ホール大会)に試合をしているが、その後、容態が悪化し、9月13日に緊急入院。検査の結果、医師から大腸がんステージ4で、肝臓にもがんが転移していることを告知された。10月15日に手術を受けたが、腹膜炎を発症し、同24日に再手術した。

 現在、病状は快方に向かっているが、予断を許さない状況が続いている。今後、再び手術を受けなければならない可能性を告げられており、入院生活は長期化する見込みだ。一切の飲食を禁じられている状況で、かつて110キロほどあった体重は、61キロまで減っている。

 この保坂の苦境に、かねて保坂と親交が深かったプロレスリングA-TEAMが発起人となり、12月27日に東京・新木場1stRING(18時半開始)で、「がんばれ “弁慶”!負けるな、保坂秀樹!!」のタイトルで、保坂を応援する興行を開催することが決まった。師・大仁田も全面バックアップする。

 同大会は、同団体の所属選手である佐瀬昌宏が経営するMC興業株式会社が会場使用料を全額負担する形で行われ、出場全選手、スタッフはノーギャラで参加。先着300人限定の興行となり、観戦を希望する来場者には、“見舞金”として、2000円をお願いする。受付には記帳台を設け(匿名も可)、会場内には保坂宛にメッセージを書いてもらうための色紙が用意される。ファンおよび参加選手から集めた見舞金は全額、保坂に治療費として渡される。

 現段階で決まっている参加選手は、橋本友彦、HASEGAWAらのA-TEAM所属選手、および同団体にレギュラー参戦中の有志の選手、そして大仁田。今後、“友情参戦”してくれる選手を募り、全6試合程度を予定している。

 大会開催に当たって、HASEGAWAは「保坂さんには1日でも早くよくなってもらって、リングに帰ってきてほしい。プロレスラーはギブアップしないと思うので、闘い抜いて戻ってきてくれるのを待ってます」とコメント。大仁田は「A-TEAMが企画してくれて、ボクもできるかぎりの協力をしたいと思ってます。保坂選手とボクとの間には長い歴史があります。こんなことになって、正直驚いていますが、1日でも早く回復してくれることを祈ってます。プロレスファンの皆さん、保坂選手のために、足を運んでくださるようよろしくお願いします」と話している。

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