修斗初の女子王座決定T 最後の一枠は名門チーム・ラカイからの刺客に決定
総合格闘技(MMA)の老舗、修斗史上初めての女子王座を決める「修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント」の最後の一枠が20日、決定し、トーナメントの日程も併せて発表された。
最後の一枠に滑り込んだのは、フィリピンのチーム・ラカイから送り込まれるゼファーニャ・ンガヤ。ラカイはアジア最大の格闘技団体「ONE Championship」世界王者のエドゥアルド・フォラヤン、ジョシュア・パシオらを輩出した名門ジムだ。
名伯楽マーク・サンジャオ率いるラカイ勢は標高1200メートルの天空都市バギオで心肺機能を鍛えており、5月にジアン・クラウド・サクレッグがMMAデビュー戦ながら修斗環太平洋王者の岡田遼と互角以上に渡り合ったように、持てるスキルをMMAにアジャストできるポテンシャルを秘めている。
ゼファーニャもMMAでの戦績はプロアマ各1戦1勝と乏しいが、2006~11年ウーシュウ(中国伝統武術)ナショナル王者、16~17年ムエタイナショナル王者と立ち技で実績を積んでおり、MMAへの順応が期待できそうだ。
初戦でMMAデビュー戦となる全日本アマチュア修斗王者・大島沙緒里と激突する。
トーナメントの組み合わせと日程は次の通り。
◇一回戦(11・24後楽園ホール大会) 黒部三奈(マスタージャパン)-ターニャ・アンゲラー(ドイツ)
◇一回戦(同) 梅原拓未(グラバカ)-イ・イェジ(韓国)
◇一回戦(来年1・26後楽園大会)
大島沙緒里(AACC)-ゼファーニャ・ンガヤ(フィリピン)
準決勝は一回戦の勝者3名に、11・24後楽園大会で決まる「インフィニティリーグ2019」の優勝者を加えた4名で組み合わせを決める。準決勝は来年3・29後楽園大会、決勝戦は同5・31後楽園大会で行われる予定だ。
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