井上尚弥VSカシメロ 5日にも決定か WBO会長「何が起こるかお楽しみに」
プロボクシングWBOの総会が3日、都内で開会した。記者会見に出席したフランシスコ・バルカルセル会長(71)は、WBA・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26)=大橋=とWBO世界同級王者ジョンリエル・カシメロ(29)=フィリピン=の王座統一戦実現に動く意向を示した。
両選手はともに対戦を希望しており、バルカルセル会長は「実現できるように動いていきたい。井上選手には(米国の大手プロモーター)トップランクが付いており、カシメロ選手のプロモーターも(フィリピンの世界6階級制覇王者)マニー・パッキャオ。WBOと良好な関係を築いている。来年早々にもそういった動きになることが濃厚だ」と明言。さらに、5日の祝賀会にトップランク関係者とパッキャオが来日することも明かし、「2日後に何が起こるかをお楽しみにしていただければと思う。そのメンバーが集まると言うことは、そういった話になるということだろう」と、同日にも実現する可能性を示唆した。
また、バルカルセル会長はWBO世界スーパーフライ級王者の王者・井岡一翔(30)=Reason大貴=は大みそかに東京・大田区総合体育館で行われる初防衛戦で勝利すれば、同世界フライ級王者の田中恒成(24)=畑中=と来年に対戦させる意向も示した。