ロビンソン&フィンレーがWTL初V!EVIL&SANADAの3連覇阻む
「プロレス・新日本」(8日、広島グリーンアリーナ)
ワールド・タッグ・リーグ(WTL)の最終日が行われ、ジュース・ロビンソン、デビッド・フィンレー組が初優勝を果たした。
優勝は1敗で首位のEVIL、SANADA組と2敗のロビンソン、フィンレー組とIWGPタッグ王者タマ・トンガ、タンガ・ロア組の3組に絞られていたが、この日にトンガ、ロア組が敗れて脱落。メインイベントで激突する残り2組の勝者が優勝することになった。
両軍は一進一退の激闘を展開。終盤にはEVILとSANADAがフィンレーを捕らえ、合体のフィニッシュ技マジックキラーを決めて勝負ありかに見えたが、カウント3寸前でロビンソンがカットした。
続けて、EVILはフィンレーに得意の変型大外刈りEVILで仕留めようとしたが、逆にフィンレーがEVILで切り返してチャンスをつかむ。さらに、ロビンソンがパルプフリクションでダメージを与え、最後はフィンレーがACID DROPでEVILを葬った。
試合後、優勝トロフィーを贈られ、他のWTL出場チームから祝福を受けた2人。ロビンソンは「広島、大成功ー」と日本語で喜びを爆発させ、「GOD(トンガ、ロア組)、どこですか」と呼びかけた。
参謀役の邪道、外道とともにトンガとロアが姿を見せると、「(来年1月の)東京ドームでIWGPタッグ選手権試合をする。大丈夫ですかー」と王座挑戦を要求。4人はオオカミをかたどった手を合わせる得意のポーズを決めて去っていった。
バックステージでも優勝した2人は大喜び。2月に左肩を負傷して長期欠場となり、10月に復帰を果たしてビッグタイトルをつかんだフィンレーは「信じられないぐらいいいエンディングになった。スーパーボウルで優勝したような気分だ」と笑みを浮かべれば、ロビンソンも「このすばらしいエンディングを親友と迎えられたのだから、大成功と言っていいだろう」と充実感をにじませた。
さらに、ロビンソンは「EVIL、SANADAとは長くライバル関係が続いていくんじゃないかと思う」と期待。「GODも強い。EVIL、SANADA組も強いけど、もっとすばらしいタッグチームを連れてきてもいい。次は東京ドーム。そこでGODの(IWGP)タッグ王座に挑戦だ」と、同王座初戴冠へ気勢を上げた。