ロマゴン1年3カ月ぶり復帰戦で2回TKO圧勝 来年へ「王者に戻りたい」
「ボクシング・8回戦」(23日、横浜アリーナ)
元世界4階級制覇王者のローマン・ゴンサレス(32)=ニカラグア=が1年3カ月ぶりの復帰戦116ポンド(52・6キロ契約)8回戦に臨み、2回2分20秒TKOでディオネル・ディオコス(26)=フィリピン=に圧勝した。
日本でも「ロマゴン」の愛称で親しまれたゴンサレス。スーパーフライ級上限(52・1キロ)を1ポンド超える契約体重での試合では、1回からガードを堅めて静かに圧力をかける。左ボディーを集めペースをにぎった。
2回も左ボディーで攻めるゴンサレス。ロープに追い詰めると顔面にもヒット。ストレートを当てダメージを与えるとラッシュでカウントが入る。相手も戦意を示したが攻め手を休めず、2分20秒でレフェリーが試合を止めた。
リング上のインタビューでは、「みなさんありがとうございます。私にとって日本は第2の故郷です。私の勝利をニカラグアと日本に捧げます」と日本のファンに感謝し、拍手で祝福された。今後については、「2020年。私は再び王者に戻りたいと思います。そのために私は厳しい練習を行います。私が再びタイトルを持った時には、それはニカラグアと日本に捧げるものになります」と王座返り咲き狙うと宣言した。スーパーフライ級が照準となれば、WBO世界同級王者の井岡一翔(Reason大貴)あたりにとって強力なライバル出現となる。
かつて無敗のまま4階級を制覇し、パウンド・フォー・パウンド・ランキングの頂点に君臨したゴンサレスは、17年3月にWBC世界スーパーフライ級王座の初防衛戦でシーサケット・ソールンビサイ(タイ)に0-2判定負けで初黒星を喫した。さらには同年9月の再戦では痛烈な4回KO負けで連敗。18年9月にモイセス・フエンテス(メキシコ)に5回TKO勝ちして再起したが、以後試合から遠ざかっていた。ゴンサレスの通算戦績は50戦48勝(40KO)2敗。
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