岩谷麻優が年納め防衛!新日本の1・4東京ドームにも出陣
「プロレス・スターダム」(24日、後楽園ホール)
スターダムの年内最終戦は、プロレス大賞(東京スポーツ新聞社制定)で女子プロレス大賞を射止めた岩谷麻優(26)が、花月の挑戦を退けてワールド・オブ・スターダム王座初防衛に成功。新日本の1・4東京ドーム大会でスターダム勢の試合が組まれることも決まり、岩谷&星輝ありさの赤白王者編隊が木村花&ジュリアの危ないハーフ・コンビと第0試合で激突する。
22分17秒のタイトル決闘は過酷な戦いを強いられた。花月にトペ・スイシーダ2連発、さらに壁際からのフットスタンプを浴びた。痛めている右肩を関節技で攻められ、赤&青の毒霧までプレゼントされた。
しかし岩谷も粘り強さを発揮。大江戸コースター、デスバレーボムにも耐えると、二段式飛龍原爆、墓石落としからムーンサルトを決めて逆転勝ち。6カ月ぶり7度目の一騎打ちを制し、通算成績も4勝2敗1分けとした。
年納め決戦は3年ぶりの出場(17年=左ひじ脱きゅう、18年=左ひざ負傷で欠場)で「緊張して動きも硬かった。戦い抜いて防衛できた喜びはあるが、体のダメージで頭が真っ白。つらかった」と言う。
「ビッグサプライズ」と言うドーム参戦というXマス・プレゼントも発表された。女子団体の新日本進出は、02年5月2日の東京ドーム大会(伊藤薫&中西百重-豊田真奈美&堀田祐美子)の全日本女子勢以来18年ぶりだ。
今年4月にニューヨークの殿堂MSGに出場。今回は新春のドーム制覇も決まり「スターダムのアイコンとして出たい」と、目を輝かせた。
旗揚げ9周年を祝う1・19後楽園ホール大会では渡辺桃とのV2防衛戦も決定。この日は赤白王者として1期生編隊を組むワンダー王者・星輝ありさも小波を下してV8防衛。9周年大会の挑戦者に林下詩美を指名した。