高田延彦 伝説のヒクソン戦を回想「帰りたかったもん、家に」
元プロレスラー、総合格闘家でタレントの高田延彦(57)が29日放送のフジテレビ系「ボクらの時代」で、PRIDE.1(1997年10月11日、東京ドーム)で行われた伝説のヒクソン・グレイシー(61)戦を振り返った。
高田は1回4分47秒、腕ひしぎ十字固めでヒクソンに完敗を喫したが、タレントのケンドーコバヤシ(47)から「ヒクソン戦の前どうでした?今思い返せば、顔色悪かったですもんね、入場の時」と聞かれ、「だって帰りたかったもん、家に」と告白。
「ドームはね、楽屋から1回バスに乗るんですよ。要するに入場のゲートまで。マイクロバスに乗っけられるの。これがまるで囚人のバスに感じたワケよ、俺は。死刑執行。で、1回外、出なきゃいいのに、一般道に出るワケよ。外導線通るの。で、パラパラパラパラね、小雨が降っている中で、家族連れがマクドナルド食べたりして、現実見ちゃうから、その現実を見た時に、『ああ俺こっちに戻りたいな』って。そういうメンタリティーだったの」と回想した。
当時の心境を「猛獣に丸裸に向かっていくような心境だったから、あの時のヒクソン戦は。(ヒクソンの幻想を)自分の中でさらに大きくしちゃったのよ。殺されると」と振り返り、「アレはホントにファイターとしてのやってはいけないことだったね」と猛省していた。