3大世界戦リングガールも話題に 大役務め「自信がつきました」「クセになりそう」
「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(31日、大田区総合体育館)
王者・井岡一翔(30)=Reason大貴=が3-0(116-112×2、115-113)の判定で、同級1位・ジェイビエール・シントロン(24)=プエルトリコ=を退け、初防衛に成功した。メインイベントに登場した井岡が、気迫のボディー攻撃で無敗の挑戦者を圧倒し、日本選手3連勝となったトリプル世界戦。熱闘のリングを今大会のリングガールが彩った。
露出度の高い白色の水着コスチューム姿でイメージガールを務めたウェディシンハ理沙さん(28)と保科凛さん(23)は「(全員が)勝ってよかったです」と、そろって声を弾ませた。
全国約250人の中から選ばれた2人は、ともにリングガール初挑戦。名古屋市在住でスリランカ人の父と日本人の母を持つ理沙さんは、モデルやタレント活動の経験もないが「あまり緊張しなかったです」と堂々とした振る舞い。「自分に自信がつきました」と胸を張った。
ラグビーW杯で日本ラグビー応援ガールズ「80ミニッツ」のメンバーだった、仙台市出身の凛さんは「楽しかった。クセになりそうです」。ボクシングを現場で見るのは初めてといい「すごく臨場感がありました」と笑顔で振り返った。ボクシング界の1年を締めくくる大一番で無事に大役を終えた2人は、「いい年の締めくくりになりました」と、充実感に包まれた笑みを浮かべた。