藤波辰爾 12年ぶりの新日マットに「戻してもらったライガーに感謝」
「プロレス・新日本」(4日、東京ドーム」
藤波辰爾(66)が第1試合で行われた獣神サンダー・ライガー引退試合1の8人タッグマッチに出場。ライガー、タイガーマスク、ザ・グレート・サスケと組み、田口隆祐、高岩竜一、大谷晋二郎、佐野直喜と対戦した。
藤波が新日マットに参戦したのは2008年の1・4東京ドーム大会以来12年ぶり。タイガーからタッチを受けると、いきなり田口にドラゴンスクリュー、そして大谷にもドラゴンスクリューを仕掛けた。そして高岩にはドラゴンスリーパーをお見舞いした。
「最初、入場したときに緊張気味でよろけたけど、階段を落ちなくて良かった。最高。新年早々リングに上がって、こんなにレスラー冥利に尽きることはない。久々に緊張した。今まではこれが普通で、なかなか正月気分にはなれなかった。心地いい緊張感だった」と汗をぬぐった。
藤波を見てプロレスラーにあこがれたのがライガー。入場時、藤波が着用した深紅のガウンには、ドラゴンとともに、ライガーの刺繍が入っていた。引退するライガーについて「(リングに)戻してもらったライガーに感謝。後進の指導とか、ぼくもいろんな形で何かあれば、はせ参じます」と思いを口にした。
ライガーは5日も行われる東京ドーム大会の引退試合2で佐野と組み、リュウ・リー、高橋ヒロムと対戦する。