内藤哲也が史上初2冠 オカダとの35分超死闘制した「ものすごく気持ちいいな」
「プロレス・新日本」(5日、東京ドーム)
メインイベントで、IWGPヘビー級王者のオカダ・カズチカ(32)とIWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也(37)がダブルタイトルマッチを行った。両者必殺技を出し合う大激戦となったが、内藤が35分37秒デスティーノからの片エビ固めで勝利。史上初のIWGP2冠王者となった。
壮絶な死闘を制したのは“逆転の内藤”だった。オカダは内藤が痛めている膝を攻撃した上で、必殺技のレインメーカーを連発。内藤はグロッキーとなったが何とか耐え抜き、デスティーノ、雪崩式裏フランケンシュタイナー、スターダスト・プレスを繰り出した。最後は内藤がバレンティアからのデスティーノを決めて3カウントを奪った。
リング上でマイクを握った内藤は「オカダ、東京ドームのメインイベントでの勝利、ものすごく気持ちいいな。またいつか東京ドームのメインイベントで勝負しようぜ」と語りかけ、引き揚げるオカダも腕を突き上げて呼応した。
両者は18年1・4東京ドームでも対戦。その際はオカダが勝利しており「内藤さん、東京ドームのメインイベント最高に気持ちいいだろう。そして、勝つのはもっと気持ちいいぞ!またやろうぜ、東京ドームのメインイベントで」と叫んでいた。
ただ、初めて東京ドームのメインイベントを勝利した内藤が、待望だった大合唱締めをしようとしたところにKENTAが乱入。内藤を襲撃し、2本のベルトを強奪して不敵な笑みを浮かべた。史上初の1・4&1・5東京ドーム2連戦は、まさかの大ブーイングで幕を閉じた。