新日本・引退表明の中西学、最後の準地元で有終星!「鍛えていただいたのは大阪のお客様」
「プロレス・新日本」(9日、大阪城ホール)
京都市出身で22日に引退試合を行う中西学が準地元でデビューの地でもある大阪での最後の試合を勝利で飾った。
中西は永田裕志、小島聡、天山広吉との第3世代カルテットそろい踏みで、田口隆祐、トーア・ヘナーレ、本間朋晃、真壁刀義組を迎撃。大観衆ともに得意のアピール「ホーッ」を叫んで本間と真壁をラリアットでなぎ倒し、真壁をアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げるなど大暴れ。最後はダイビングブレーンチョップを本間にたたき込んで、小島がラリアットで仕留めるのをアシストした。
試合後はマイクを持つと、大「中西」コールを浴びながら、「27年前、大阪で中西学、デビューさせていただきました。しょっぱい試合したときも、自分なりにええ試合をしたときも、ボロカス言われたこともあります。そやけど、思いっきり鍛えていただいたのは大阪のお客さまです」と感謝。「あと残された4試合、全霊をかけて乗り切っていきます」とラストマッチまで全力ファイトを誓った。
バックステージでは第3世代のねぎらいを受けた中西は、思い出の大阪での試合を聞かれ、総合格闘技UFCでも活躍した現WWEのブロック・レスナー戦(05年12月10日、大阪府立体育会館)と返答。「なめ腐ったアレやったんで。別に外国から来た来賓でもなんでもない、ただのクソガキやと思ってみそくそにやったら急におとなしくなりましたけどね。その後、オレが油断して、一発やられましたけど。なめたマネされたら黙ってられへんというのを見せられた試合でした」と理由を説明した。