“神の子”伝説の名王者が現役ボクサー最強ランキングを更新 井上尚弥は6位
ボクシングの元世界2階級制覇王者で、無敗のまま2017年に引退したアンドレ・ワード氏(36)=米国=が6日、ツイッターを更新し、自身の選ぶ現役ボクサーのパウンド・フォー・パウンド(全選手を同一体重と仮定した場合の最強ランキング)を発表。そうそうたる顔ぶれが並ぶ中、WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26)=大橋=を6位に選んだ。
ワード氏は昨年4月にも同様の私選ランキングを発表しており、井上は5位としていたが、今回6位に順位を下げた。これは前回圏外だったWBC世界ヘビー級王者のタイソン・フューリー(英国)が4位に入ってきたため。上位3選手に変化はなかった。
ワード氏は2004年アテネ五輪でライトヘビー級金メダルに輝き、同年プロ転向。スーパーミドル級とライトヘビー級で統一王者となり、32戦全勝(16KO)と無敗で引退した。「S.O.G.(Son of God=神の子)」の愛称を持つ。
現役時代、自身も上位の常連だったランキングに対し、「新しいP4Pトップ10、意見をどうぞ?」とツイートした。
ワード氏の記したトップ10は以下の通り。国名・所属前の数字は昨年4月の順位。
1 テレンス・クロフォード(1、米国)
2 ワシル・ロマチェンコ(2、ウクライナ)
3 カネロ・アルバレス(3、メキシコ)
4 タイソン・フューリー(圏外、英国)
5 オレクサンドル・ウシク(4、ウクライナ)
6 井上尚弥(5、大橋)
7 エロール・スペンス(8、米国)
8 フアンフランシスコ・エストラダ(圏外、メキシコ)
9 アルツール・ベテルビエフ(圏外、ロシア)
10 マニー・パッキャオ(10、フィリピン)