“過激な仕掛け人”新間寿会長 3・19リアルジャパン「絶対にやる」自ら試合出場も示唆

 プロレスのリアルジャパンは13日、都内で19日の後楽園ホール大会に向けた会見を開き、新間寿会長(84)は「ウチは絶対にやる」と、政府からの新型コロナウイルス感染拡大防止のための大規模イベント自粛要請が出されている中での決行を宣言した。

 元新日本プロレスの営業本部長で“過激な仕掛け人”と呼ばれた新間会長は「私たちは元気を売る新日本プロレスで培ってきた。この元気をどこで見せたらいいのか。誰か声を上げなければ、このまま景気も落ち込み、オリンピックも遠くへ行ってしまう。積極的に出て、私たちはこれだけ元気なんだ。そういう声を上げたい」と熱弁をふるった。

 大相撲春場所が無観客開催、選抜高校野球中止などの状況に「無観客の大相撲を見ましたか。何の感動もない。甲子園に行きたい高校生が行くこともできない。プロ野球もやめる。オリンピックは1年伸びるんじゃないかとか。どうしてマイナス思考になるのか」と力説。「批判は絶対あると思う。目立ちたがり屋が何をやるんだと」と覚悟しながらも、「立ち向かう姿勢をまず見せるべきではないのか」と訴えた。

 また、同大会に18年と19年に世界ベテランズ国際柔道大会66キロ級で優勝し、現在はイタリア・トリノで指導者を務めている宇野晋太郎(34)が来場することも発表。新間会長は「宇野晋太郎をリングに上げたい。誰かとエキシビションマッチでもなんでもいい」との意向を示し、「やる相手がいないなら、私がエキシビションマッチをやってもいい」と、自らリング上で戦うことも示唆した。

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