元世界4団体制覇王者・高山 36歳不屈!狙うはライトフライ級王座
プロボクシングの元世界4団体制覇王者で、東京五輪を目指して転向したアマから再びプロ復帰を表明した高山勝成(36)=寝屋川石田=が6日、ウェブを使った記者会見を行った。5月10日に決まっていた復帰戦が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止になったが、不屈の精神で2人の日本人世界王者がいるライトフライ級での王座奪回へ意気込みを語った。
5月10日の復帰戦は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止。同12日にはボクサーの定年の37歳を迎えるためライセンス失効の可能性があったが、この日の新型コロナウイルス対策連絡協議会で柔軟に対応する旨が確認された。「感謝したい」と胸をなで下ろした高山は、復帰戦が見えない状況にも「できることをやっていく」と前を向いた。
キャリアが糧になっている。過去には日本未公認時代のIBF、WBO王座に挑戦するためにメキシコや南アフリカを転戦。1年待った試合は「7回も延期になった」と言う。また、東京五輪を目指す際には1年半もアマ申請が認められなかった。「延びた分、次の試合にぶつけてやるという強い思いで日々過ごした。モチベーションは問題ない」と泰然自若を貫く。
現在はWBAミニマム級10位に入っているが、復帰の際には「ライトフライが一番動ける」と話すなど、2階級制覇が次の目標になる。同級はWBAスーパー王者の京口紘人(26)=ワタナベ、WBC王者の寺地拳四朗(28)=BMB=の日本人対決へ期待が集まっており、まずはそこへ割って入れるか。
高山は「戦えることがあるのであればベストを尽くす」と戦況を見守る意向。その上で京口は「とても気持ちが強い、ファイタータイプ」、寺地は「クレバーで自分のボクシングを崩しにくい」と分析し、実力者2人との対決も視野に入れる。
「プロボクサー、特に軽量級は40、50歳まで続けることはできない。この1、2年が勝負」。リスタートの号砲が鳴れば、一気にゴールへ駆け抜ける。
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