プロレス世界最大手の米ＷＷＥで殿堂入りを果たしたリングアナウンサーのハワード・フィンケルさんが現地時間１６日に死去したとＷＷＥが発表した。６９歳だった。

　フィンケルさんは７５年にＷＷＷＦ（現ＷＷＥ）でデビュー。長くリード・リングアナウンサーを務め、ブルーノ・サンマルチノ、ハルク・ホーガン、ザ・ロックらトップ選手だけでなく、同団体に参戦した新日本プロレスのアントニオ猪木、藤波辰爾、タイガーマスクらもコールした。

　９５年には初めて試合を行い、悪徳マネジャーのハービー・ウィップルマンとタキシードを脱がせた方が勝ちとなるタキシードマッチで対戦。０２年には女性リングアナウンサーのリリアン・ガルシアとのイブニングガウン＆タキシードマッチで敗れてからは第一線を退き、裏方に回って活動した。０９年にＷＷＥ殿堂入りした。