ヤンキー二丁拳銃、テレビマッチでアジアV1!宮本「コロナに打ち勝ちましょう」

 宮本裕向を攻めるフランシスコ・アキラ(右)にキックを見舞う木高イサミ
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 「プロレス・全日本」(30日、会場非公表=無観客試合)

 全日本初のテレビマッチが放送され、アジアタッグ王者の“ヤンキー二丁拳銃”木高イサミ、宮本裕向組がフランシスコ・アキラ、宮原健斗組を破って初防衛に成功した。

 王者組が挑戦者を募集したところ、イタリアの若武者アキラが名乗りを上げ、それに三冠ヘビー級王座陥落からの再起をかける宮原が呼応して決まった一戦。王者組は新型コロナウイルス感染拡大に苦しむ母国のために燃えるアキラの奮闘に苦しんだが、最後は宮本がアキラの急降下両ヒザ爆弾メテオラをエビ固めで切り返す逆転勝利を収めた。

 無観客の中でのV1に、木高は「もう何も言うことはない。この試合を、家で見ていて楽しかったです、そう言ってもらえたら、ボクらも戦いがいがある」と視聴者にむかってあいさつ。宮本は「自分らはプロレスやってお客さんに夢と希望を与える、そんな選手を目指してプロレスラーになりました。だから、映像になりますけど、これを見てみなさん、希望と勇気を持って、コロナに打ち勝ちましょう」と絶叫した。

 バックステージでは、木高が「こういうタイミングじゃなかったら宮原選手はもちろん、アキラ君ともタイトルマッチをする機会はなかったと思う」と、同王座初挑戦のアキラと、5年4カ月ぶりの同王座戦だった宮原を迎え撃った巡り合わせに神妙な面持ち。宮本は「無観客で試合をやって、一番嫌がっているのはお客さんだと思う。目の前で応援したいだろうし、できるようになったときに、また会場に来て応援してもらって、ボクらもっと頑張って防衛続けます」と誓った。

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