今振り返るRIZIN RENA、浅倉カンナに連敗し「普通の女性に戻る」
RIZINを振り返る9回目は2018年の5月6日・マリンメッセ福岡大会、7月29日・さいたまスーパーアリーナ大会だ。
まずは5月6日。ここでは、“キックボクシング界の神童”那須川天心がセミファイナルの第11試合で日本拳法出身の総合格闘技(MMA)ファイター中村優作とキックボクシングルールで対戦。1回は独特のフットワークから踏み込んでくる中村を攻めあぐんだが、終了間際に、右の胴まわし回転蹴りをアゴにヒットさせてダウンを奪う。2回になるとエンジン全開。まずは右左のワンツーでダウンを奪い、鼻血を出しながらも飛び込んでくる相手を左ストレートでダウンさせる。最後も左ストレートをアゴにクリーンヒットさせ、この回3度目のダウンを奪ってKOの快勝を収めた。
試合後、那須川はRIZINのキック王座新設のためのトーナメント開催を要求。さらに、「いつか堀口選手を倒せる日が来ると思うので、みなさん、応援よろしくお願いします」と、前年のバンタム級トーナメントを制した堀口恭司戦を熱望した。
続くメインイベントは、その堀口が、同級トーナメントでは2回戦でマネル・ケイプ(アンゴラ)のヒザ蹴りを浴びて流血し、無念の敗退となったイアン・マッコール(米国)と激突。UFCのトップレベルで活躍した者同士の勝負は一撃で決まった。開始早々、マッコールの左ストレートをかわしながら繰り出した堀口の左フックがカウンターで顔面にさく裂。マッコールが崩れ落ち、堀口がわずか1回9秒でKO勝ち。またも“異次元の強さ”を見せつけた堀口はリング上で、「那須川君、やろうよ。立ち技最強トーナメント、オレも出ますんで」と、神童の呼び掛けに応じた。
7月29日は“シュートボクシングのツヨカワ女王”RENAと前年の女子スーパーアトム級トーナメント覇者・浅倉カンナの再戦がメインイベントとなった。前年の同トーナメントで浅倉に敗れたRENAが前回大会で浅倉に直訴して実現させた一戦。1回は、RENAは得意の打撃を繰り出し、それをかいくぐる浅倉にタックルで何度もテークダウンを許すが、グラウンドで激しく抵抗した。だが、2回と3回には浅倉に腕十字固めを決める寸前まで持ち込まれるなど守勢に回り、0-3の判定でまたも涙をのんだ。RIZIN女子のエースの座を完全に奪われた形となったRENAは、「今は少しちょっと格闘技を離れたい。一回、普通の女性に戻って、いろんな所に行ってリフレッシュしたい」と休業を宣言した。(続く)
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