母と弟失った元レスラー、木村さん悲報に「死んだら終わり 生きようよ 生かそうよ」
元女子プロレスラーの植松寿絵さんが24日、ブログとツイッターを更新。23日に22歳の若さで逝った木村花さんの悲報に接し、改めて「死」という言葉の重みなどについてつづった。
植松さんは12年4月30日に引退し、17年間の現役生活に終止符を打った。24日未明(23日深夜)に「『死』と言う言葉の重み」と題してブログを更新した。
母親はがんで余命4カ月と宣告され、「1日1日と『死』に近づいて行く」姿を見届けた。弟の死は突然だった。「『いつかは訪れる事だから』と、慰められる言葉に虫唾が走った」と当時の心境を述懐。救命救急処置を施され、「肋骨の損傷で弟のもう開く事のない口から一晩中流れ出てくる大量の血」を見た光景が脳裏に焼き付いていることを明かした。
「家族の『死』を経験し『死』と言う言葉の重みを知った」という植松さんは、「試合中『死ねー!』なんて攻撃してたりもした」「『死に物狂いでやる!死ぬ気でやる!』なんて答えてた」と、様々な状況で、「死」という言葉を使っていた我が身を振り返り、「経験しなければ、言葉の重みは分からないかも知れない」と記した。
その上で「だけど、人に投げかける言葉の選択は間違っちゃいけないんだよ」「『死』を投げかけたらいけないんだよ」と、SNSについて「人を貶める辱める傷付ける為のものではない」と訴えた。人の死で、残された人がどれほど苦しみ、悲しみ、それを乗り越えることがどれほどつらいか…、その気持ちが分からない人は「SNSで他人のとこに意見するのはやめようよ」と記した。
木村さんは、出演していた「テラスハウス」での言動を巡り、ネット上で誹謗中傷を受け、悩んでいたとされる。
植松さんは「こんな悲しい事二度と起きないでくれ 頼むから負の言霊吐くヤツ黙れ!!! 負の連鎖止めてくれ!! 『死』んだら終わりなんだよ 生きなきゃダメなんだよ、生きようよ 生かそうよ…生きようってばっっ!!!」と悲痛な思いで記した。
その後、ツイッターも更新。「なんか口元や目蓋が痙攣し始めた」と明かし、「笑えないのに笑顔で居なきゃいけなかったからだ、きっと」と説明。「プロレス見ないヤツが ここぞとばかりに聞いてくるな ウゼェ」とやり場のない思いを吐露している。