山根明氏のボクシング団体が5・31初防衛戦「こんな時だからこそ夢希望を…」
前日本ボクシング連盟終身会長の山根明氏が設立し会長を務めるプロボクシング団体「ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ(WYBC)」は26日、WYBCなどの世界ヘビー級王者・高橋知哉(BONECRASH)の初防衛戦を31日15時30分から、京都KBSホールで、無観客で開催することを発表した。試合は無料ライブ中継される。
相手はWNFC前世界同級王者のダニエル・ハット(ブラジル)。4月に来日し、検疫検査などを経てトレーニングを重ねているという。
新型コロナウイルス感染症対策のため、会場入の際に選手、スタッフ、関係者の検温、手指の消毒を行い、選手、レフェリー意外はマスク着用を義務付ける。
山根会長は「今回コロナウイルスにより世間はとんでもない事になっております。ですがこんな時だからこそ夢希望を与えるため、高橋知哉の無観客で初防衛戦を行う事を決定しました」とコメントした。
高橋は「いまは暗いニュースばかりで、家で気分が晴れない人も多いと思います。こんな時だからこそ、見て欲しいです。判定のまま勝っても納得いきません。絶対に1ラウンドKOで勝ちます!高橋知哉に注目してほしい」と予告。
ハットは「コロナウイルスでブラジルも大変な事になっているが、なぜ京都に来たのか。それは高橋と僕の大事な戦いがあるからだ。日曜日、決着がつく。判定はない。勝ってブラジルの皆に夢と希望を与える」と誓った。