ボクシング興行7・12名古屋から再開で検討 新人王戦も開催、決勝は来年2月予定
日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は29日、新型コロナウイルス対策連絡協議会をオンライン上で開き、感染防止対策を徹底した上で、7月12日から興行を再開することを確認した。また、本年度の全日本新人王戦も開催することを明らかにした。
JBCの安河内剛事務局長は「より慎重な判断が必要になるという意見が皆さんからあった。基本無観客を原則に、客入れをする場合は相当厳しい要件を課していくことになる。客入れを断念していただくケースも出てくる」と方針を説明した。
興行予定として7月12日に名古屋市の中日ジムにおいて無観客で行う中日本新人王予選をスタートに、16日に後楽園ホール、19日に沖縄、22日に後楽園ホール、25日に神戸を予定していることを明らかにした。このうち19日・沖縄と25日・神戸は観客を入れることを検討している。出場選手は試合3週間前と前日に抗体検査を義務づける。
また、毎年恒例の勝ち上がり方式の新人王戦を今年も継続開催することを確認。例年12月に東西の新人王が対戦して全日本新人王を決めているが、ここまで試合が消化できていないことから来年2月に後ろ倒しすることで調整する。プロテストは9月からの再開を目指す。
また、ジムを再開するに当たり、メディカルチェックシートを作成して各ジムに配布。選手、スタッフ、一般会員にまで味覚・嗅覚障害、検温、酸素飽和度などを毎日チェックし、クラスター対策を徹底する。