“男・山根”は意気盛ん 2度目興行、無観客試合はドタバタ生配信も

 日本ボクシング連盟前会長の山根明氏(80)が会長を務めるプロボクシング団体「ワールド・ヤマネ・ボクシング・チャンピオンシップ(WYBC)」が31日、京都市のKBSホールで2度目の興行を無観客で行った。メインは同団体のヘビー級王座戦でインスタグラムとYouTubeでライブ中継される予定だったが、YouTubeでは音声や配信が途切れるなどドタバタ続きだった。

 しかし“男・山根”は変わらず意気盛んだ。「今だからこそ夢と希望を与えることが大事」と無観客での試合開催の意図を説明。今後はヘビー級だけでなく「中量級、軽量級のトーナメントもしていきたい」と野望を語った。

 新たな団体では、「生きている間に選手を強化したい。強化はプロもアマも一緒」と指導者としての夢も尽きないようす。この日、1回KOで王座を防衛した高橋知哉を「立派」とねぎらいながらも「もっと強い王者になってもらいたい」とゲキを飛ばした。

 現在の環境にも「80歳になって若い世代と出会った。いつ死んでもおかしくない年齢になったが、本当に幸せな生き方ができている」と納得の表情。次回は「財政的に苦労している団体なので、コロナが終わったら観客を入れた試合をしたい」と語っていた。

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