全日本・元W-1芦野がタッグで諏訪魔も撃破!一騎打ちかけて青柳優馬と対戦へ
「プロレス・全日本」(7日、会場非公表=無観客試合)
テレビマッチが放送され、元WRESTLE-1の芦野祥太郎がタッグ戦で三冠へビー級王者の諏訪魔を破り、諏訪魔との一騎打ちをかけて青柳優馬と対戦することになった。
4月30日の初参戦から、すべてタッグ戦ながら全日本のヘビー級戦士を相手に全勝街道を突き進んでいる芦野はアンファンテリブルの盟友羆嵐と組み、若手の岡田佑介を従えた諏訪魔と激突。血気盛んな岡田の攻撃を余裕の表情で受け止めながら、同じレスリング出身の諏訪魔と自身の得意技アンクルロックを掛け合い、スープレックスの応酬を見せるなどレスリング技術を駆使した熱戦を繰り広げ、最後は岡田を自らアンクルロックで仕留めた。
試合後、芦野はマイクを持つと「これで十分でしょ。わかったでしょ。諏訪魔さん、その三冠ヘビー級、オレに挑戦させてくださいよ」と要求。そこに現れた一匹狼状態の青柳優馬に「何だよ、お前、アンファンテリブル入りたいのか」と挑発した。
これに青柳は「確かにそれも面白いかなって思っちゃってる自分がいる」と興味をちらつかせながらも、「今日はそうじゃない。アンタ、ここに来てさんざん好き勝手やってるだろ。まだまだシングルマッチは一回もやったことないよな。次、このオレ、青柳優馬と勝負しろ」と芦野に一騎打ちを要求。これを聞いた諏訪魔は「よし、わかった。お前ら2人、どっちか勝った方と勝負してやる」と呼び掛けた。
バックステージでは、諏訪魔は「芦野とかいうの、レスリングやってくるよな。重心が低くて重い。だから、力が何倍にもなって伝わってくる」と評価。だが、「アイツもチャンピオン(WRESTLE-1王者)やってたんでしょ。だったら分かると思うけど、そう簡単にはベルトに挑戦できないね。青柳と芦野、ベルトどうこう言う気はない、まだ。どっちか勝った方とオレはシングルをやりたい」と、改めて芦野と青柳の勝者との対戦を口にしながらも、防衛戦にするかは明言しなかった。
一方の芦野は「リング上で諏訪魔さんは三冠という言葉は言わなかったけど、それはそれで面白いんじゃないですか。言わせてやるから。やると、王者の口から」と不敵な笑み。「次は青柳?今回のサブタイトル、『魔王降臨』だろ。魔王の前にはだいたい中ボスがいるんだよ。でもアイツじゃ中ボスになんねえな。ちょっと個性足んねえよ。オレは外敵として、アイツの心を打ち砕いてやるよ」と、挑発しながら勝利に自信を示した。