紫雷イオが悲願のNXT女子王座戴冠 9度目の挑戦での初戴冠

 「プロレス・米WWE=NXT」(7日、フロリダ州フル・セイル大学)

 NXTのテイクオーバー・イン・ユア・ハウス(日本時間8日配信)は、女王シャーロット・フレアー(34)に“漆黒の逸女”紫雷イオ(30)とリア・リプリー(23)が挑戦するNXT女子王座トリプル・スレット戦が行われた。17分37秒の戦いはシャーロットがリプリーにフィギュアエイトを決めたところで、イオがリプリーをムーンサルトで爆殺して3カウントを奪った。

 NXT女子王座には3&4WAY戦も含めてこれまで8度挑戦しており、9度目の正直で初戴冠を飾った。昨年6月、当時王者だったシェイナ・ベイズラーに敗れるとヒールに転向。今年1月、トニー・ストーム戦で右ひざ内側側副じん帯を損傷。3月末に復帰すると4月にラダーマッチを制して王座挑戦権を獲得。5月に実現した新女王のシャーロットとの初一騎打ちは、相手がケンドースティック(竹刀)を使用したことで反則裁定。今回は勝利を奪いながら王座を逃した悔しさを晴らした。

 一昨年8月の米国デビューから1年10カ月でアスカ(6カ月)、カイリ・セイン(1年1カ月)に続いてNXT女子王座を獲得。ベルトの道程は長かったが、試練を克服したイオが、世界の頂点へ加速する。

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