プロレス団体最大手の新日本プロレスは９日、オンライン会見を配信し、新型コロナウイルス感染拡大の影響により２月２６日を最後に中止を続けていた大会を、６月１５日に再開すると発表した。

　１１大会を予定し、６月１５～１７日、２２～２４日、７月１～３日は無観客で、７月１１、１２日は大阪城ホールで通常の三分の一程度の観客を入れて開催。６月１６日からは３月の予定が中止となったシングル戦トーナメント「ニュージャパンカップ」を開催し、７月１１日に決勝戦を行う。本来はヘビー級の大会だが今回はＩＷＧＰジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムらジュニアヘビー級選手も出場。優勝者は翌１２日に、ＩＷＧＰヘビー級・同インターコンチネンタル２冠王者の内藤哲也に挑戦する。

　会見にはＩＷＧＰタッグ王者の棚橋弘至が登場。「中止が発表されるたびにとても悲しく、つらい思いをボクたちもしてきました。本当にうれしく思います」と喜びを語り、「たまったエネルギーを全部出して、選手全力で戦っていきます。これから、みなさんに楽しんでいただける新日本プロレスの新しい形を作っていきます」と意気込みを示した。