格闘技の新型コロナ対策は?体重に余裕持たせ免疫配慮、計量は当日 RISE
RISE世界フェザー級王者、キックボクシングの那須川天心(21)が10日、ウェブ動画配信「ABEMA」の生番組に出演し、2020年初試合を7月11日に生中継されるテレビマッチ「Cygames presents RISE on ABEMA」で行うと発表した。開催団体「RISE」の伊藤隆代表は新型コロナウイルス対策を講じた上で大会を実施するとした。
無観客での開催や、抗体検査を行うことなど観衆やスタッフ・関係者への対策を前提とした上で、試合に臨む選手たちの体重にも注目した。伊藤代表は「通常より多めの体重で契約しております。免疫力を低下させないためにも、通常体重を把握して、ヒヤリングして両者、ベストの体重で契約体重とさせていただきました」と説明した。
さらに、計量は7月11日当日の午前に行うとした。「地方の選手を東京に長く滞在させないため」という理由からで、日程をコンパクトにした。なお、大会に出場する外国籍の選手は、すでに日本で生活している選手が出場するとした。
興行面を考えると、テレビマッチとはいえ、無観客での開催はよい形とはいえない。伊藤代表も「ゲート収入(入場料収入)というのが選手らの収入源であり、我々の収入源でもあるので」と吐露する。「ペイパービューとか、投げ銭とかいろいろありますけども、そういうのも取り入れてやっていかなければ、生き延びていけないのかなと思っています」と、新たな形を模索していくとした。