ボクシング出場選手は計量後ホテルに隔離…外食も禁止 7月興行再開へ方針

 日本ボクシングコミッション(JBC)と日本プロボクシング協会(JPBA)は11日、新型コロナウイルス対策連絡協議会をオンライン上で開催した。7月12日から国内興行を再開させるが、試合前日に行われる計量・検診後に出場全選手を宿泊施設に隔離することを決定した。

 協議会後にオンライン会見を行ったJBCの安河内剛事務局長は「計量後、ホテルに隔離する。感染者を出さないという点で皆さん合意した」と説明した。計量会場から隔離施設、そこから試合会場への送迎を行い、外出制限および外来制限を敷く。計量後、待ちに待った食事をなじみの店に向かうボクサーも少なくないが、このような外出は許されない。興行再開に向けたガイドラインもハードなコンタクトスポーツという観点からより厳格なものを作成中で、次回18日の協議会で完成するとした。

 興行予定としては7月12日に刈谷市あいおいホールにおいて無観客で行う中日本新人王予選をスタートに、16日に後楽園ホール、19日に沖縄、22日に後楽園ホール、25日に神戸、30日に後楽園ホールと7月に6興行を予定。このうち19日と25日は観客を入れる前提で進めている。出場選手は試合3週間前と試合前日に抗体検査を義務づける。

 プロ野球、JリーグなどではPCR検査の実施が進んでいる。安河内事務局長は全国的に公平にPCR検査を行うにはまだ環境が整っていないことを説明しながらも「ボクシング界もできるだけ早期の導入を検討していきたい」と方針を示した。

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