新日本・棚橋「帰ってきました」 入念感染対策で110日ぶり大会再開
「プロレス・新日本」(15日、会場非公表=無観客試合)
最大手団体の新日本プロレスが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2月26日を最後に自粛していた大会を110日ぶりに再開した。
新日本にとって、04年3月28日に棚橋弘至が村上和成とノーピープル金網デスマッチを行って以来の無観客試合で、動画配信サービス「新日本プロレスワールド」で生中継された。出場する全選手、関係者に抗体検査を実施。この日も試合の合間にリングを消毒する時間を取るなど入念な感染対策が取られた。
開始前には新日本本隊選手がリングに登場。棚橋が「新日本プロレスが帰ってきました。待っていてくれたファンのみなさん、ありがとうございます。今日は無観客試合という形ですが、またいつか、みなさんと会場で会える日を夢見て、一歩ずつがんばっていきます。今日はみなさん、画面の向こうから声援を送ってください」と力強くあいさつした。
試合では戦いを待ち焦がれた選手が元気いっぱいに躍動。セミファイナルでは、16日に開幕するシングルトーナメント「ニュージャパンカップ」1回戦の前哨戦となる8人タッグ戦が行われ、本番を意識するかのように激しくやり合い、最後は真壁刀義がDOUKIをキングコングニードロップで仕留めた。