新日本NJC・オカダ、外道に大苦戦「あんな相手に15分やった」
「プロレス・新日本」(17日、会場非公表=無観客試合)
32人参加のシングルトーナメントニュージャパンカップの1回戦4試合が行われ、前年覇者のオカダ・カズチカが外道を破って2回戦へ進出した。
元自身のマネジャーとの対戦とあってオカダの勝利は固いと思われたが、予想外の大苦戦を強いられた。「二頭筋を痛めた」と右腕を三角巾でつって現れた外道のウソを、「ケガしてないから」と見破ったオカダ。三角巾を外させ、仕込んでいた凶器も取り上げたが、レフェリーが凶器を処理する間に外道の急所打ちを浴びてもん絶。そこからテーブル、スパナなどの凶器を用いた反則攻撃とインサイドワークに終盤まで圧倒される。
終盤にはメリケンサック攻撃からの外道クラッチで3カウントを奪われる寸前まで追い込まれたが脱出。再度のメリケンサック攻撃をかわしてのドロップキック連発で流れを引き寄せると、15分30秒にコブラクラッチで絞殺した。
試合後、オカダは「ウォーミングアップのつもりでやっていましたから。誰もあんな人に負けると思っている人はいないと思いますから。まあ少しは苦しめられたんで。別に反則がダメとは言わないよ。レフェリーが見ていないところでやっているわけだから。いい意味であんな相手に15分やっていたんで。外国人が来なかったりいろいろありましたけど、気を引き締めて行かないとダメだなと思いました」と苦戦を振り返った。
2回戦の相手が最年長52歳の永田裕志となったことには「さんざんオッサンって言ってましたからね。レインメーカーとして2回目のシングルマッチですし、オッサンの意地を感じたいです」と歓迎。長期の自粛が開けてからの、今後の戦いへ「この画面を通して日本だけじゃなく世界中から戦いを新日本プロレスを楽しみに待ってくれた人もいますし、そういう人たちを元気にして、プロレスを好きな人を元気にし、またそのプロレスを好きな人がいろんな人を元気にしていってくれれば、この世界中が元気になって。嫌なニュースが多いじゃないですか、最近は。だから、明るいニュースをボクらか届けていけるようにやっていきたい」と誓った。