那須川天心 メイウェザーの立場で戦う 7・12無観客試合 相手は年下の笠原友希
キックボクシングのRISE世界フェザー級王者・那須川天心(21)=TARGET/Cygames=が27日、無観客試合で7月12日に行われるシュートボクシングのフェザー級1位・笠原友希(19)=シーザージム=戦へ向けた練習を行った後、オンライン上で記者会見を開いた。
この日はミット打ちなどで汗を流したという那須川は「今日は近年まれに見るぐらい調子が悪かった」と話しながらも、「そういう日があってもたまにはいい。疲労がたまり過ぎてるのかなとは感じた」とプラスに受け止めた。
笠原は公募によって選出された、那須川にとって初の年下の相手。その印象を「手足が長い。身長もボクより10センチ以上でかいのでいいなと思う」と語り、「気持ちは強いかなと思う。二十歳になる年ですか。まだ怖さを知らない。だからこそ強みを持っている」と若さを警戒した。
笠原が那須川の不得意な部分を見つけたと発言していることについて問われると、「なんとも思っていない。今までそう言った選手は何十人もいて、ボクの穴を突いてこれなかった」と余裕の表情。「過去のどうかを見たからと言って、そこが穴かと言えばそうではない。この自粛期間にやってきたのは出そうと。お楽しみに」と予告し、「ボクも二十歳になったときにチャレンジマッチをした。(ボクシング世界5階級制覇のフロイド)メイウェザー選手と。そういった気持ちで来ると思うので逆の立場ですね。気を抜いていないですし、一瞬で終わる可能性もある」と気を引き締めた。
楽な相手を選んだとの声があることには、「言う人はボクがどれだけ強い選手とやっても言いますよね。世の中には。いろんな意見があっていい。賛否両論起こったんで、つかみはOKかな」と意に介さず。また、自身初の無観客試合を、「すごい楽しみなんですよ。ラッキーだなと思いました。多分、一生無観客でやることなんてない」と歓迎した。
この試合はインターネット放送のAbemaTVで生中継される。