全日本・諏訪魔、初の無観客三冠戦で芦野止めV1!石川と7・25究極の5冠戦へ
「プロレス・全日本」(6月30日、会場非公表=無観客試合)
テレビマッチが放送され、史上初めて無観客で行われた三冠ヘビー級選手権試合は王者の諏訪魔が芦野祥太郎を破って初防衛に成功した。
無期限活動休止となったWRESTLE-1から全日本に参戦し、全勝街道を突き進む芦野を迎え撃った諏訪魔。ともにレスリング出身の2人はグラウンド、スープレックスでどで激しい攻防を繰り広げる。
一時は芦野が左足集中攻撃で優位に立ち、場外へのダイビングラリアット、ロコモーション式ジャーマンなどで追い込み、得意のアンクルロックで長時間絞め上げて追い込んだが、諏訪魔はなんとか脱出。終盤、諏訪魔はジャーマンの連発などで攻勢に出ると、最後はバックドロップ、ラリアットをたたみかけ、ラストライドでマットに豪快にたたきつけて27分超の激闘に終止符を打った。
“外敵”芦野の全勝を止めた諏訪魔は試合後、「ベルト、守ったぞ、オイ!」と叫び、「全日本プロレス史上で初めて無観客でやって、勝ったぞ。ベルト守ったし、全日本プロレスの看板も守れてよかったよ」と満足顔。「芦野祥太郎、オレの足をガタガタにして帰りやがった。まだまだオレはアイツをつぶし足りねえんだよ。育ちも一緒だし、いろいろ似ているところがある。気にくわねえ。何度でもオレに向かってくればいい」と再戦に前向きな姿勢を見せた。
そして、7月は全日本が有観客試合を再開することで、「お客さん入れるのが決まったんだからさ、オレの夢である究極の5冠戦、それをやりたい。どう思う?」と問いかけると、世界タッグ王座をともに保持する石川修司が現れた。
石川は「諏訪魔さん、防衛するって信じていました。無観客でもいいからそのベルトに挑戦しようと思っていましたが、アナタがオレとの三冠戦はお客さんがいるところでと言っていたんで、ずっと我慢して待っていました」と打ち明け、「お客さんがいての大会が決まって、最初の後楽園(ホール)大会、7月25日、オレとそのベルトをかけて、これぞ全日本という戦いをしませんか」と提案。続けて、「そして、オレが5冠王になる」と宣言した。
これに諏訪魔は「俺の夢なんだ。アンタとの5冠戦は。今しかないんだ。石川選手とはボロボロになるまで正々堂々と勝負したいな。石川選手、正々堂々よろしくお願いします」と返答し、石川とガッチリ握手。その後、7月25日の後楽園ホール大会で2人が三冠ヘビー級選手権試合で対戦することが発表された。
関連ニュース
編集者のオススメ記事
ファイト最新ニュース
もっとみるチャンカン開幕で鈴木秀樹が宮原健斗を撃破、全日本の門番を宣言「全て僕が相手します」
全日本 優勝候補の斉藤レイが黒星発進!「ウオー、フォー、フシュルルル…」無念のチャンカン開幕
朝倉未来「一番強い人選んだ」5・4鈴木千裕と対戦決定 青木真也はONEが拒否、皇治は書類送検で消滅…榊原CEO「奇跡的、戦う宿命」
全日本プロレス チャンカン最年少V狙う安斉勇馬、スカジャン姿のまま2分弱で白星発進「このまま突っ走る」
鈴木千裕戦決定の朝倉未来、対戦求めてきた萩原京平と一触即発「あて馬に1勝したぐらいで調子に乗るな。お前じゃ盛り上がらなねえんだよ」終了後も一悶着
朝倉未来の対戦相手は前王者の鈴木千裕!午後8時7分に発表 朝倉は血の死闘覚悟「俺の格闘技人生の運命」
朝倉未来「死闘になる。俺の格闘技人生の運命を見にきて」鈴木千裕「朝倉さん、ドームでタイマン張りましょう」 5・4RIZIN男祭りで激突
朝倉未来は前RIZIN王者・鈴木千裕と対戦 榊原CEO、青木真也、皇治も候補も青木はONEが断り、皇治は「書類送検された」で消滅