“狂乱の問題児”キラー・ブルックスさん死去と米報道 85年には長州&谷津と対戦
“狂乱の問題児”と呼ばれた米国出身の元プロレスラー、キラー・ブルックス(本名ティモシー・ブルックス)さんが現地時間の6月30日に死去したと複数の米国メディアが報じた。73歳。ガンで闘病を続けていたという。
葉巻きをくわえ、骨を振り回しながら入場する狂乱ファイトの悪役だったブルックスさんは69年に米国でプロレスデビュー。多くのローカル王座を獲得しただけでなく、75年にはNWA世界ヘビー級王者ジャック・ブリスコに挑戦するなど活躍し、97年に引退した。
来日経験も多く、72年3月に日本プロレスのワールドリーグ戦に出場に始まり、74年10月には全日本プロレス、77年11月には国際プロレスに参戦。81年3月には全日本プロレスに戻り、85年3月に両国国技館でブルーザー・ブロディと組み、長州力、谷津嘉章組と対戦した。87年5月には新日本プロレスのIWGPリーグ戦に出場、91年1月にはSWSにも参戦した。