タイチ、飯伏をアイアンフィンガー葬でNJC8強!「新日本よ、文句あるか」
「プロレス・新日本」(1日、会場非公表=無観客試合)
32人参加のシングルトーナメント「ニュージャパンカップ」の2回戦4試合が行われ、タイチが飯伏幸太を破って準々決勝に進出した。
2人は09年6月(飯伏が勝利)以来11年ぶりの対戦。タイチはザック・セイバーJr.とのタッグで飯伏と棚橋弘至が持つIWGPタッグ王座挑戦にも名乗りを上げている。この日、タイチはザック、飯伏は棚橋をセコンドにつけて戦いに臨んだ。
タイチはザックの介入を受けて、序盤からラフファイト飯伏を圧倒。だが、飯伏も意地を見せて、「来いよ、オラ!」と叫びながらキック合戦を繰り広げるなど反撃する。
終盤、タイチは飯伏に人でなしドライバーからのカミゴェでトドメを刺される寸前に追い込まれたが、飯伏の体をレフェリーにぶつけて脱出。さらに、レフェリー不在となった間にザックが乱入して飯伏をフロントネックロックで絞め上げた。棚橋がリングに飛び込んでザックを排除したが、タイチは、引退した盟友・飯塚高史が愛用した凶器アイアンフィンガーを持ち出して飯伏のノドを突き、最後はブラックメフィストで3カウントを奪った。
タイチは1回戦の棚橋に続いてタッグ王者を連破。乱入と凶器を用いて勝利を奪ったが「新日本プロレスよ、文句あるか、これで。後ろから殴っただけじゃ挑戦権与えねえっつって、こういうことやったんだろ。わかってんな。結果出してやった」と強弁し、「別に1勝1敗でもよかったんだよ、オレらタッグは。ダメ押しの2勝目だ。オレは王者を2タテした。もう挑戦はおろか、獲ったとしか。やる必要もない。力の差が出すぎだろ、お前らとは」と、自身らが王者にふさわしいと主張した。
そして、次戦の相手が、この日にSHOを破ったSANADAと知らされると、「楽して勝ってきたヤツと、鬼門のブロックと言われたオレと、どっちがスゲーか見せてやるよ。SANADA、次ははお前だ。(IWGPヘビー級・同インターコンチネンタル2冠王者)内藤のその前のエサとして最高だぜ」と不敵に勝利を予告した。