プロボクシング国内興行再開へ計量&抗体検査 出場10選手全員がパス
「ボクシング・中日本新人王予選」(12日、刈谷市あいおいホール)
新型コロナウイルスの影響による中断から再開するプロボクシングで、国内再開興行となる中日本新人王予選(無観客試合)の公式計量が11日、刈谷市内の病院で行われた。計量と同時に新型コロナウイルスの抗体検査も行われ、出場10選手全員の陰性が確認された。計量も全員が一発でパスし、選手は会場近くの同市内のホテルへ移動した。
国内のボクシングは2月27日の後楽園ホール大会を最後に中断。4カ月半ぶりに再開する。再開初戦となる第1試合・中日本新人王予選ミニマム級4回戦でデビュー戦を迎える星野裕貴(中日)は「自宅にいても部屋にこもっていただろうから、(外出禁止は)さほどストレスにはならない。できる限りの練習をしてきたので試合で出し切りたい」と必勝を誓った。
日本ボクシングコミッションの安河内剛事務局長は「感染予防が最も大事になる。勇気をもってリングに上がる選手たちが、ベストな状態で試合に臨めるようにサポートしていく」と興行再開に向けてコメント。試合は無観客で行われ、選手控室は使わず、ジムごとにパーティーションで仕切る。2~3試合終了後に換気を行い、会場から出てしまった選手は以後入場禁止とする。