新日本・EVIL暴虐V!反則連発でオカダ沈めた 試合後LIJ裏切りBC加入

 オカダ・カズチカ(下)を撃破したEVIL 
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 「プロレス・新日本」(11日、大阪城ホール)

 新日本プロレスが2月26日以来、136日ぶりに有観客試合を再開。シングル戦トーナメント「ニュージャパンカップ」決勝戦でEVIL(年齢非公表)がオカダ・カズチカ(32)を破って初優勝を果たし、12日にIWGPヘビー級・インターコンチネンタル2冠王者の内藤哲也(38)に挑戦することが決まった。試合では反則攻撃、試合後は盟友の内藤に暴行したEVILの暴挙に、大声での声援の自粛を求められた3318人の観衆も思わずブーイングを浴びせた。

 待ちに待った生観戦復活の日に訪れたのはまさかのバッドエンドだった。EVILの「なりふり構わない」戦いに、大声での声援を自粛していたファンも思わずブーイングの声を漏らした。

 シングルの主要王座、優勝に手が届かなかったEVILが股間蹴りなどの反則技を駆使してたどり着いた初の決勝。ここでも必殺レインメーカーを繰り出すオカダの右腕を、イス、鉄柵なども使って集中攻撃を加えて主導権を握る。

 だが、オカダから今大会の決め技にしている変型コブラクラッチを執ように繰り出され、終盤にはラリアット2連発から変型コブラクラッチに捕らえられる大ピンチに陥る。そこに、オカダ率いる「ケイオス」でも、EVILが所属する「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」でもないバレットクラブの高橋裕二郎が外道とともに介入して救出。逆にオカダに大ダメージを与えた。

 その後、再びオカダに変型コブラクラッチで捕らえられたEVILは、オカダの体をレフェリーにぶつけて脱出。レフェリーが意識を失っている間に強烈な股間蹴りを放ち、最後は変型大外刈りの得意技EVILを決めて3カウントを奪う。シングルの主要王座、優勝に手が届かなかったEVILが暴虐ぶりを存分に発揮し、栄冠をもぎ取った。

 驚きの展開はまだ続く。EVILは対戦が決まった内藤をリングに呼び出し、LIJの決めポーズのグータッチを求められたが、ここで裏切りのEVILを見舞って内藤をKO。バレットクラブの面々とともにリング上で勝ち誇ると、大阪城ホールの客席は騒然となった。

 EVILは「すべてこのオレが仕組んだことだ」と言い放ち、さらに「内藤、そして、ロス・インゴ、お前ら全員腐り切ってんだよ。虫酸(むしず)が走りに走りまくってるんだよ」と盟友を罵倒。「明日、リングで大の字に倒れてんのは内藤、お前だ」と、2冠奪取を宣言した。

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