タイチ&ザックがタッグ戴冠!棚橋&飯伏を破壊「リマッチ受け付けません」
「プロレス・新日本」(12日、大阪城ホール)
IWGPタッグ選手権試合が行われ、挑戦者のザック・セイバーJr、タイチ組が飯伏幸太、棚橋弘至組に勝利し、新王者となった。
ニュージャパンカップでは、タイチが盟友の介入を利用しながらも棚橋と飯伏を連破。勢いに乗る挑戦者組は、ザックの関節技とタイチの挑発的なラフファイトなどで優位に試合を展開。王者組も飯伏の蹴り技と空中殺法、棚橋のドラゴンスクリュー、さらには合体スリングブレードの新技ゴールデンブレードで反撃した。
だが、戦いは凄惨(せいさん)な結末を迎える。棚橋がハイフライフローを放ったものの、ザックはヒザを立てて迎撃。さらに、カットに入った飯伏をタイチがアイアンフィンガーで突いてKO。孤立した棚橋の古傷を抱える左ヒザを、2人がかりのドラゴンスクリュー8連発で破壊し、最後は合体技の天飛ザックドライバーで葬った。試合後、2人はノックアウトされた飯伏と棚橋の体を重ねて踏みつけて、戴冠をアピールした。
凶器を用いての勝利にも新王者組は所属ユニット鈴木軍の盟友らと祝杯を挙げ、タイチは「オレに勝てねえじゃん、お前ら。だから、お前ら得意のリマッチ権は受け付けません」と宣言。一方の棚橋は苦痛に顔をゆがめながら「こんなトコで終われねえ、もう1回やらせろって言う権利はあるよな」とリベンジに闘志を燃やした。