大阪のボクシングジム関連で新たに2人が感染…計11人に 出稽古など自粛を要請
日本ボクシングコミッション(JBC)は23日、日本プロボクシング協会に加盟する大阪府内のジムで練習を行ったアマチュア選手2人が新たに新型コロナウイルスに感染したことを発表した。同ジム関連では22日までに9人の陽性者が判明しており、今回の2人と合わせて11人となった。JBCは該当者のプライバシーおよび人権への配慮からジム名は明らかにしていない。
新たに陽性が判明した2人は同ジムの会員ではない。現在の状況は、同ジムで11日に練習を行った1人がのどの痛み程度でホテル隔離中。14日に同ジムで練習を行った1人は無症状で入院中となっている。濃厚接触者の指定に関しては保健所の指示待ち、同ジムは閉鎖中で保健所の指示待ちという。
JBCと日本プロボクシング協会による新型コロナ対策連絡協議会は今回の感染拡大を受け、加盟ジムに以下の3点を要請した。
【1】いわゆる「出稽古」(所属ジム以外でのスパーリング等の練習参加)の自粛
【2】日本ボクシング連盟登録選手(アマチュア選手)のプロ加盟ジムでの出稽古自粛
【3】プロ加盟ジム所属トレーナー等の大学等、教育機関での指導の自粛
ボクシング界では4月に愛知県でプロ選手2人とトレーナー2人の感染が判明。7月に都内のプロ選手1人の陽性が判明した。2月下旬から6月末までは興行を中断し、今月12日に4カ月半ぶりに興行を再開したばかりだった。