「白井・具志堅ジム」ラストマッチ 中林稜太郎ドロー敗退「勝って終わりたかった」
「ボクシング・東日本新人王予選」(30日、後楽園ホール)
世界王座13度防衛の日本最多記録を持つ元WBA世界ライトフライ王者の具志堅用高氏が会長を務め、31日に25年の歴史に幕を下ろす白井・具志堅スポーツジムの中林稜太郎(25)が所属選手最後の試合に臨み、三者三様の引き分けで予選敗退となった。
この日は不在だった具志堅会長から「リラックスして頑張ってくれ」との言葉を受けてリングに立った中林。積極的に前に出て手数を繰り出したが、決定的な場面は作れず。「勝って終わりたかったですけど、練習してきたことはすべて出せた」と無念をにじませながら振り返った。
ジムの閉鎖には「とてもさびしい」とポツリ。ジム閉館の31日には「会長だけじゃなく、ジムの皆様にありがとうございますと言いたい」と話した。移籍先は未定だが、プロは継続する。