鈴木、永田に激勝し“35年戦争”終結宣言「2度と会うことはない」
「プロレス・新日本」(31日、後楽園ホール)
鈴木みのるがメインイベントの一騎打ちで永田裕志に勝利し、6月のニュージャパンカップ1回戦で敗れた雪辱を果たした。
2人は同じ52歳。高校2年時にレスリングで初めて対戦して以来、“水と油”と呼ばれる敵対関係を35年も続け、ニュージャパンカップ後も対戦する度に激しい打撃戦を繰り広げるなど、意地をぶつけ合ってきた。
この日も2人は開始から感情をむき出しにして、エルボー、キック、張り手などの激しい応酬を展開し、大声の自粛を求められている観衆をどよめかせる。ほとんどが打撃戦に費やされた20分超の激闘は最後、鈴木が張り手の連打からのエルボーで永田をグロッギー状態に追い込み、ゴッチ式脳天くい打ちで完璧な3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った鈴木は「永田、テメエとあって何年だ。お前と初めてやってから35年だぞ。今までオレと何回殴り合った?」と語りかけて健闘をたたえるのかと思いきや、「お前に一言だけ言っておく。今日のお前の攻撃はな、一つも痛くねえんだよ。バーカ。さっさと帰りやがれ、このゴミくず野郎」と罵倒。続けて、「オレにはやることがあるんだよ。次に行くぞ」と言い残して去っていった。
バックステージでも鈴木は憎まれ口全開。「オレをあんなクソ野郎と一緒にすんじゃねえ。貴様の燃えかす、それを大事に燃やして余生を過ごせ。もう2度と会うことはないだろう。消えてなくなれ」と永田との“35年戦争”終結を宣言した。
一方の永田は「あー、負けた、ちくしょう。負けた」と悔しさ爆発。続けて、「簡単だ。次やったらぶん殴る。それだけだよ。この手の届く、すぐそこにいるからな。簡単だよ。オレが横っ面ひっぱたきゃ、すぐこっちに飛びかかってくるから、またやり返してやる」と“逆リベンジ”への執念を見せた。