「ＲＩＺＩＮ．２２」（９日、ぴあアリーナＭＭ）

　女子ＭＭＡルール（肘あり）４９キロ契約５分３回戦で、１７年ＲＩＺＩＮ女子スーパーアトム級トーナメント覇者の浅倉カンナ（２２）＝パラエストラ松戸＝が古瀬美月（１９）＝Ｙ＆Ｋ　ＭＭＡ　ＡＣＡＤＥＭＹ＝に１回１分３５秒ＴＫＯ勝ちした。

　初の年下相手で、４連勝中と勢いに乗る古瀬を迎え撃った朝倉は終始冷静。開始早々タックルを仕掛けた古瀬を上から押さえつけると、グラウンドでバックを取って後頭部にパンチの雨を降らせ続けてストップを呼んだ。

　相手に何もさせず、ほとんど汗もかかないような圧勝に、浅倉は「（ウオーミング）アップの汗です」と余裕の笑み。「圧倒して勝たないといけない試合だったので、初めてパウンドでＫＯできてよかったです」と満足感をにじませた。

　これで３連勝となり、今後は「同じ階級には勝っていない選手がいるので、その中に入っていきたい」といい、前ＲＩＺＩＮ女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加（ＡＡＣＣ）、山本美憂（ＫＲＡＺＹ　ＢＥＥ）との雪辱戦を希望した。