“戦うシングルマザー”WBO王者の吉田実代が三迫ジム移籍 海外進出を視野
ボクシングWBO女子世界スーパーフライ級王者の吉田実代(32)がEBISU K’s BOX(加山利治会長)から三迫ジム(三迫貴志会長)に移籍することが26日、発表された。今後の試合への準備体制の整備と海外進出も視野に入れた戦略を考慮し、加山会長の許可を得たという。
1児の母で“戦うシングルマザー”と呼ばれる吉田は総合格闘技、キックボクシングを経て14年4月にプロボクシングデビュー。19年6月に同王座を獲得し、同年12月に初防衛に成功している。「世界チャンピオンにしていただいたEBISU K’s BOXのみなさんへの感謝の気持ちを忘れず、さらに成長し結果を残すべく新天地三迫ジムで頑張って参りますので今後ともよろしくお願いいたします」とのコメントを発表した。
三迫ジムは1960年に設立し、3人の世界王者を輩出した名門。現在は、日本とOPBF東洋太平洋とWBOアジアパシフィックのライト級3冠王者・吉野修一郎ら史上最多6人の日本王者が所属し、OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の勅使河原弘晶も11日に輪島功一スポーツジムから移籍するなど躍進を続けている。