世界戦2度延期の中谷潤人が相模原市長を表敬訪問 地元に「チャンピオンになって恩返し」

 ボクシングのWBO世界フライ王座決定戦で同級1位のジーメル・マグラモ(25)=フィリピン=と対戦する同級3位の中谷潤人(22)(M・T)が17日、神奈川・相模原市役所で本村賢太郎市長(50)を表敬訪問し、世界王座奪取を誓った。

 出身は三重県だが、15年のプロデビュー前から相模原市に住んでいる中谷。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、試合の予定が4月と8月の2度延期され、年内の開催で調整中となっており、「残念な形ではあったんですけど、この期間をプラスと捉えて、今も充実した練習に励んでいます。目標の世界チャンピオンになるために、また、相模原市のみなさまや日本中のみなさまに明るいニュースをお届けできるように、一生懸命頑張って行きます」とあいさつした。

 これに、本村市長は「コンディションを作るのは大変だと思うんですけど、相手の選手も同じ環境ですから、己に負けないように」とエール。「相模原もコロナで苦しんでいる市民が多くいます。いい話と言ったら、中谷さんが世界タイトルを獲ってくれること」と期待した。

 訪問を終えた中谷は「市をあげて応援していただけるということだったので、励みになります。相模原市から世界チャンピオンになって恩返しができたらと思っています」と決意。長身171センチのサウスポーであり、相模原市民へ「フライ級では身長が高い方なので、それを生かしたボクシング。あと、左ストレートで倒していることが多いので、注目してもらえれば」とメッセージを送った。

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